社労士試験 合格体験記:モチベ維持と私の勉強法
今年の社労士試験も終わりましたね
今年も多くの方が社労士試験に挑戦されたことと思いますが、どうやら今回は特に難易度が高かったようです。
そこで今回は、少し趣向を変えて、私の社労士試験 合格までの道のりをお話しようと思います。
これから受験を考えている方々の参考になれば幸いです。
社労士試験に挑戦したきっかけ
私が社労士を目指したのは、「士業に就けばモテるし、お金持ちになれる!」という、少し安易な動機でした(笑)。
私は、金沢市内の私立高校からエスカレーター式で大学に進学しましたが、ずっとそのことがコンプレックスでした。
当初は「国公立に進学してやる!」と思っていたものの、勉強が思うように進まず、結果的にスウェットで通学する人がいるような治安の悪い大学に入学。(今はめっちゃいい大学です。)
将来を悲観して、危機感を抱いたことから、なんか資格を取って一発逆転しようと決意しました。
「士業に就けばモテるし、お金持ちになれる」という点については、半分は正解、半分はそうでもないというのが正直なところです。
気になる方は、ぜひこのまま読み進めてください。
試験勉強の道のり(初受験まで)
大学3年生の時に社会保険労務士の資格講座を受講しました。
独学で勉強される方もいらっしゃると思いますが、私にとって、講師の先生から正しい勉強方法を学び、少しずつ理解が深まる楽しさを感じるようになったことは初めての経験で、これまで以上に勉強にのめり込みました。
しかし、社会保険の分野に入ると、まったく内容が頭に入らなくなり、講座にも6割しか出席しなかったため、結果的に労働法で6割、社会保険で3割という成績に終わりました。
苦手な科目を克服することが重要だと感じつつも、変な逃げ癖があったために成果が出なかったと反省しています。
試験会場では「俺は余裕で受かるんだ」とカッコつけて、試験直前まで教科書も見ずにガムを噛みながら音楽を聴いて余裕感を出していたのは、今思えば黒歴史です。
2回目の受験
1回目の不合格に悔しさを感じ、再び講座に通おうと考えましたが、お金もなく、2回目以降は独学で挑みました。
800ページある問題集を7周繰り返し、テキストを読み、問題集を解くことを続けましたが、労務管理の経験がなかったため、ほぼ丸暗記に頼りました。
選択式対策では、各法律の第一条をすべて丸暗記しましたが、結果的に択一式で9割弱の点数を取れたものの、文章理解力がなく、選択式で1点足りずに足切りに遭い、不合格。
絶望感を味わいました。
3回目の受験
2回目の試験で合格して大学でチヤホヤされる予定がなくなってしまい絶望感を味わいました。
ただ、ここまで勉強したのだから…と惰性で勉強を続けていました。
3回目の受験では、社会人になっていたため、仕事の合間に勉強する形で、十分な勉強時間が確保できず、半ば記念受験のようでしたが、奇跡的に合格。
点数は前年より下がったものの、運も味方して合格できたと感じています。
皆さんもあきらめずに挑戦を続けてほしいです。
私のモチベーション維持法
2回目の受験で失敗した時、モチベーションは大きく低下しました。
二度と勉強はしたくない…とさえ思ったのですが、自主的に社労士や行政書士が主催するセミナーに参加して、先生方との接点を持てたことや、将来、活躍する姿を想像できたことで、将来は開業してお金を稼いでモテたいというイメージを維持できたことが、最終的に合格へと繋がるモチベーションを支えてくれました。
開業までの道のり
その後、一般企業での経験を経て、修行のために社労士事務所に転職しましたが、社労士事務所での経験は正直言ってあまり役に立ちませんでした。
(電子申請ではなかったので、書類にハンコをもらいにいったり、窓口に書類を出しに行ったり、お茶だし、雪かき、事務所移転の手伝いばかりしていたような記憶しかないです。)
結局は、受動的に修行したいと学ぶより、自分でお金をかけて積極的に学ぶか、実務でわからないことは足を使って役所に確認をすればいいだけのことなので、私が昔に戻れるなら修行期間は経なくて開業してもよかったかな…と思ってしまいます。
もし、開業を目指している方がいれば、修行なんてせずにすぐに開業してしまうことをお勧めします。
開業後の苦労
私の場合、修行先の所長に開業したいことを伝えると、「社労士はコツコツ人脈をつくって顧客を獲得していくものだ…」という意見をいただきましたが、半ば喧嘩別れのような形で社労士事務所を辞め、能力なし、経験なし、人脈なしの32歳で独立開業しました。
独立後、どうなったかというと、新規顧客の獲得が難しく、大幅な赤字を出しました。
(今と同じ戦略で助成金専門を打ち出していましたが、それでも赤字です。)
ただ、今思えば、社労士事務所で経験を積めば、顧客獲得ができたか…というと、そうではなく、単に私の行動力が少なかったがために新規の顧客獲得ができなかったと反省しています。
開業当初はHPを作ったり、チラシを作ってみても、何にも反応はありませんでしたが、営業なしでもお問合せをいただけるようになりましたし、
周りの社労士の先生にも、助成金申請なら宮本に仕事を任せようと、同業の先生からも助成金の仕事をいただけるようになりました。
おわりに
現在も試行錯誤の連続ですが、もし開業後のイメージをもっと具体的にできていれば、より意識を高くして勉強できたかもしれません。
また、開業後の営業活動についても、社労士事務所の経営について、もっと理解ができていれば、こんなにも苦労することはなかったかもしれません。
もし社労士試験のモチベが下がっている方や、将来、開業を目指している方がいれば、私の経験談でよければ、こちらに書いていない内容も赤裸々に話させていただき、「士業に就けばモテるし、お金持ちになれる」の答えを赤裸々にお話しします(笑)
当社の開業からの売り上げについても公開することは可能ですが、今後の関係値のない方に話すのはめちゃくちゃ恥ずかしいので、金沢市内の受験生か開業以外の資格者に限らせてもらいますね💦
もしフランクに話してみたい…という方がいれば、公式LINEからご連絡ください^^
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私の体験談を元に、社労士として知識や経験を活かし、多くの会社を支える専門家が出てきてくれることを祈っています。