社労士のあるべき姿は?
こっそりホームページのプロフィール欄を編集しました。
社労士をとるきっかけも書いたのですが、"士業"ってモテるかな~なんていうのも理由のひとつだったりします笑
現実は弁護士・税理士・司法書士さんより圧倒的に知名度がないので、「社労士ってなに?」と一蹴されます。。。
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こんにちは!
『助成金に強い社労士事務所』宮本人事労務パートナーズ代表の宮本です。
先日、社会保険労務士会が主催する倫理研修を受講してきました。
これは国家資格者として、法令順守はもとより、社会保険労務士としてのあるべき姿を再確認するための義務講習となっていて、
社会保険労務士として登録した場合に初年度から5年間は毎年参加する必要がありそれに加え、別の倫理研修にも5年に一度は必ず参加しなければならないんです。
その研修のカリキュラムの中で、新規登録の会員向けに先輩社労士から事務所経営に関するお話をしていただくという時間がありました。
普段聞くことができない、新規顧客獲得の戦略やお客様との対話の方法など、惜しみなく話していただき、大変ありがたい経験をさせていただいたのですが、そのお話の中でこんなことをおっしゃっていました。
『ウチは顧問先の一部にしか助成金を案内してない。』
えっ!どういうこと?…と頭の中ではてなマークでいっぱいになりましたがお聞きすると、ブラックな会社には助成金を提案していないとのことでした。
確かに書類が整備されていなかったり未払い残業や解雇などがあると助成金が受給できなくなりますが、そういった状態を是正してあげるのが社労士の役割では…と私は思ったのですが、皆さんはどう思われますか?
(先輩社労士の膨大な経験の元、このような 経営戦略を取られているのかもしれませんが…)
その先輩社労士はお客さまから、なぜ助成金があることを知っていて提案してくれなかったんだ!…とクレームを受けることもあったそうです。
助成金がもらえると知っているんだったらちゃんと手続きするよ!
どこが間違っているのか教えてくれたらちゃんとした手続きをするよ!
…そんな声が聞こえてきそうです。
社長の心理からしたらクレームは当然だと思います。
でも社労士の立場からしても、リスクのある申請はしたくないし、申請の難易度も高いので、やりたくないな…という気持ちもなんとなくわかります。
私の場合、仲間の社労士から助成金について質問を受けたり、顧問先の助成金申請だけ私にやって欲しい…とお客さまを紹介していただくこともあります。
中小企業にとってメリットとなる助成金申請をブラックだから…難しいから…と理由をつけて諦めるよりも、お客さまのことを考えた素晴らしい行動だと思います。
私自身も専門分野以外は他の士業の方や専門家を紹介することがよくあります。
お医者さんでも「私はなんでも病気を治せます!」…という人はちょっと怖いです。
難しそう…自分にはわからない…
という理由で病気を放置されたらかないません。
しまいには高額で怪しい石を売られそうです。
それよりも内科医に受診したけど、脳に異常がありそうだから、専門家を紹介するね…といったほうが、お客さんは安心です。
専門分野以外については、他の方の力を借りながら、お客さまにとって良い結果が得られる提案をしていきたいですね。
ご参考になれば幸いです。
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『助成金に強い社労士事務所』宮本人事労務パートナーズ
代表 宮本 欣弥